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満開の桜と新本堂【平成19年3月橋本撮影】

歴史と文化のまち稲沢~安楽寺船橋臨済宗 妙心寺

 昔、国のお役人が京へ上るとき、寺の南の三宅川(みやけがわ)はもっと川幅が広く、ここを北へ渡る時に船を並べて板を敷き通ったといわれ、今この地を船橋(ふなばし)といいます。
  船橋(ふなばし)安楽寺(あんらくじ)は、国分寺(こくぶんじ)の周りに造られた 四(し)楽(らく)寺(じ)の一つといわれています。(南に長楽寺(ちようらくじ)〔今は長暦(ちようれき)寺(じ)〕西に正(しよう)楽(らく)寺(じ)〔今はない〕東に平楽(へいらく)寺(じ))お堂は、濃尾震災でひどくいたみましたが、このたび立派な建物になりました。
 古くから観音寺といわれているように、本尊は木造十一面観音立像です。千有余年前の秘仏として厨子(ずし)に安置され、かつては33年に一度しか開扉(かいひ)されませんでした。木造十一面観音立像と兜(と)跋(ばつ)毘沙門天(びしやもんてん)は、稲沢市最古の木造の仏像として有名です。

ファイルの大きさに制限があるようなので、仏像の紹介は次回に。